交通事故に強い弁護士の選び方

交通事故事件の被害者は、自分が依頼する弁護士を選ぶことになります。


「交通事故に強い弁護士を選ぶ」というのは、普通の方にとって、一生に一回あるかないかのことです。


弁護士を選ぶというのは非常に難しいことです。


自分が弁護士であったとしても、交通事故に強い弁護士を選ぶことは難しいと思います。


まして、弁護士のことをよくわからない一般の方が弁護士を選ぼうと思っても難しいと思われるのは当然のことだと思います。


どういう基準で「交通事故に強い」弁護士を選んだらいいのか、ということについて、客観的に公平に、お話をしたいと思います。

事務所の場所が自分の地元かどうかチェックすること

弁護士である私が、もしも弁護士を選ぼうとしたら、

「事務所の場所は、どこにありますか?」
ということを一番に考えます。


あなたが相談しようとした弁護士は、自分の地元に事務所のある弁護士でしょうか?

広告宣伝をしている弁護士のなかには、東京や大阪に事務所の場所があるにもかかわらず、地方でも広告宣伝をしている弁護士がいるのです。

 

これは、少々困るところがあります。

いくら広告宣伝が上手であっても、東京の弁護士が、遠い地方の交通事故事件をおこなうことは難しいです。

東京や大阪の弁護士が、「地元での交通事故に強い」とは、ちょっと思えないところがあります。

もしも、地方の依頼者の方が東京の弁護士に会おうと思ったら、交通事故の被害者は東京まで飛行機でいかなければなりません。

これは、被害者にとって、とても大変なことだと思います。

交通事故にあって、会社の休みをとるということだけでも大変なのに、なぜ、飛行機で東京まで弁護士に会うために移動しないといけないのでしょうか?

被害者にとって負担になるようでは、交通事故の良い解決はできません。


一番なのは地元の弁護士

交通事故の被害者にとって、一番良いのは、地元の弁護士で、なおかつ、交通事故に強い弁護士だと思います。

地元の交通事情や病院の事情に詳しく、治療についてのアドバイスもできる弁護士、いつでも面談ができる弁護士、そして、交通事故に専門的に取り組んでいる弁護士に依頼をするのがベストだ、ということです。

東京の弁護士では、とうてい、地元の情報までわかりません。

地元の交通事故の情報は、地元に事務所のある弁護士に聞くのが一番です。





全国チェーン的な弁護士事務所は注意が必要

交通事故の分野では、全国的に支店を多く出しており、テレビ広告などで「交通事故をやります」ということを大々的に広告している法律事務所もあります。

そういう事務所のことを「全国チェーン的な事務所」と呼んでいることが多いです。



では、そういう「全国チェーン的な事務所」の弁護士に依頼することは正しいのでしょうか?
私は、「全国チェーン的な事務所」の弁護士に依頼することは不安に思います。

「全国チェーン的な事務所」は、本店には優秀な人材をそろえているかもしれませんが、地方の支店には、新人の弁護士や、交通事故の知識が深くない弁護士を配置している可能性があるからです。


しかし、実際に自分の交通事故の事件に取り組むのは、目の前の支店の弁護士です。

私でしたら、「全国チェーン的な事務所」の弁護士には、ちゃんと交通事故について専門的な知識があるのかどうかということをきちんと確認しないと怖くて依頼する気にはなれません。

申込書の郵送先の住所は要注意

地元に支店があるという理由で「全国チェーン的な弁護士事務所」に依頼したとしても、申込書の宛て先は、自分の地元の法律事務所になっていますか?

もし、地元にある法律事務所で、契約の手続をしたとしても、書類の郵送先が、地元以外の場所になっているとしたら、注意が必要かもしれません。

書類の郵送先が、自分の地元以外の場所であったとしたら、その交通事故は、地元以外の場所で手続がされてしまう可能性があります。

もしも、申込書の宛て先が「東京」だったとしたら、地元の弁護士ではなく、東京の弁護士が交通事故の事件を担当することになると思います。

会ったこともない東京の弁護士に、はたして、自分の交通事故の事件を依頼できるでしょうか?

私でしたら、会ったこともない、顔も知らない弁護士に自分の運命をまかせるのは怖いように思います。

全国チェーン的な法律事務所の全てを否定しようとは思いませんが、被害者の方が、自分が思っているのと違うような、東京・大阪の弁護士に依頼してしまうのであれば、少々問題があるように思います。


「業務停止処分」になりそうな弁護士には注意しよう

最近、世間的に大きく注目されましたが、弁護士会という団体から弁護士に対して「業務停止処分」という処分が出されることがあります。


良くない行為をした弁護士に対して出される処分です。

この「業務停止処分」という処分が出されてしまうと、その弁護士と、お客様にとっては、大変なことになってしまいます。

また、「業務停止1か月」という場合、その1月間は、弁護士としての活動が全て禁止されることになってしまいます。

たとえば、交通事故の事件について保険会社と交渉を進めることも1か月間は禁止されますし、示談の契約書を作成することもできなくなります。

また、交通事故事件の進み具合をお客様に報告することもできなくなります。

「業務停止処分」が一度出された弁護士は、全てのお客さまとの契約を一度、全部解除しないといけなくなります。

いくら、お客様が「契約を継続してほしい」と希望したとしても、一方的に契約を解除されてしまい、「解除したから、もう、あなたの交通事故事件を扱うことができません」と言われてしまうのです。

これは、お客様にとっては、大変に困ったことです。

くれぐれも、「業務停止処分」を受ける可能性のある弁護士には注意が必要です。

なお、当然のことではありますが、吉田泰郎法律事務所は、業務停止を受ける可能性はありませんので、ご安心ください。


弁護士費用特約に対応している弁護士が望ましい

交通事故の事件を弁護士に依頼するときには、「弁護士費用特約」という保険が使えるかどうかを確認しましょう。

ご自分が自動車保険に加入しているときには、弁護士費用特約があるかどうかを確認すると、よいと思います。

弁護士費用特約があると、弁護士費用を保険を使って支払うことが可能となります。

また、弁護士費用特約は、何回使っても保険料は変わりませんので、気楽に使えるものです。

また、弁護士費用特約を取り扱っている弁護士と、そうではない弁護士がいます。

ぜひ、弁護士のホームページを確認して、「うちの弁護士事務所では弁護士費用特約が使えますよ」ということを明記している法律事務所が望ましいと思います。

交通事故の解決実績が確認できること


交通事故の事件の解決は、どの弁護士でも十分に解決できるわけではありません。


専門的な知識が必要な分野です。


後遺障害に関する知識が十分か、過失割合に関する知識が十分か、高松で発生した交通事故によって発生した損害に関する知識が十分か、ということをチェックする必要があります。


では、「交通事故について専門的な知識をもっている弁護士かどうか」ということは、どうやってチェックしたらいいでしょうか。


ひとつは、弁護士が、今までに解決してきた交通事故事件がどれだけあるのかを教えてもらうことです。


解決実績を確認する

もし、弁護士が高松で、今までに解決してきた交通事故の事件の解決事例をインターネットで公開してくれていると、一番のぞましいでしょう。



自分の交通事故の状況に近い解決事例があれば、ご自分がおかれている状況を弁護士がよく理解していると考えてもいいのではないでしょうか。


逆に、解決事例を公開していない場合には、本当に、その弁護士が、どういう事件を実際に解決したのか、確認ができないということになります。


もちろん、インターネット上に解決事例を公開していない弁護士も、ひょっとしたら実力のある弁護士もいるかもしれません。


しかしながら、一般の方にとって「わかりやすい」形で解決事例を公開していなければ、少なくとも、情報公開に積極的ではない弁護士、というふうに考えることもできます。


重大な交通事故は要注意


とくに、死亡事故や重度後遺障害が残っているような交通事故の事件については、今まで取り扱ったことのある弁護士しか依頼してはいけないと思います。


死亡事故や重度後遺障害が残る事件というものは、何千万円や何億円という金額が問題となってくる交通事故です。



もしも、そういう重大な事故を、新人の弁護士や、専門的な知識のない弁護士があつかった場合に、間違った扱いをしてしまったらどうなってしまうでしょうか。


ひょっとしたら、経験のない弁護士が間違った扱いをしてしまったために、被害者が何千万円も損をするようなことになってしまうかもしれません。


ですので、重大な後遺障害や、死亡事故の交通事故事件では、大変であっても、交通事故に強い弁護士を、しっかりと探す努力が必要です。

治療の段階からアドバイスできる弁護士を探すこと

交通事故について弁護士の仕事というものは、保険金額を増加させるということが中心となります。

そのため、世の中の多くの弁護士は、
「示談になったらきてください」
と言って、治療中の状態では相談にのってくれないことが多いのです。

しかし、治療中の状態では相談にのってくれない弁護士に依頼をするのは、考えもののような気がします。


治療中からの相談

しかしながら、被害者としては、できれば、交通事故の直後の状態、これから治療を受けようという状態のときにも弁護士に相談したいと思うものです。

交通事故の直後であっても、被害者は、いろんな悩みを抱えています。


  • ● 何もわからないので、これから交通事故の事件の流れというものは、どうなっていくものなのか
  • ● 被害者は、今すぐやらなければならないことがあるのかどうか
  • ● 加害者側の保険会社の言いなりになっていてもいいのかどうか
  • ● 保険会社から「同意書」という書類がおくられてきたが、こういう文書にサインをしてもいいものかどうか
  • ● 今かよっている病院に通っていいのかどうか、転院した方がいいのかどうか


本当に交通事故に詳しい弁護士であれば、こういう、治療中に発生してくる交通事故の被害者の悩みに対しても、ひとつひとつ、丁寧に相談にのることができるものです。



交通事故の直後でも、治療中でも、被害者が抱えている悩みに対して、経験豊富な弁護士は、的確なアドバイスができるのです。


このあたりが、交通事故の経験の少ない弁護士と、交通事故の経験が豊富なベテラン弁護士との違いということがいえると思います。

弁護士がどういう人なのか、ネットで情報を探すこと


インターネットは非常に便利です。


自分が依頼をしようとしている弁護士がどういう人なのかということを名前を入力するだけで調べることができます。


名前を入力して調べても、インターネット上に情報が少ない弁護士の場合には、よく考えた方がいいかもしれません。


今日では、インターネット上で情報を発信しようと思えば、誰でもできる時代です。


そうであるにもかかわらず、インターネット上で情報が見つからない弁護士、というのは、ちょっとおかしいようにも思います。


ひょっとしたら、インターネットで情報を広く公開していない弁護士は、「知らない人からは事件を受けない」という方針の弁護士なのかもしれません。


弁護士の方としても、インターネットで、自分に関する仕事の情報は広く公開して、自分の仕事のことをよく知ってもらう努力をするべきだと思います。


ですから、インターネットで自分についての情報を多く出している弁護士は、広く自分を知ってもらうことについては、積極的だということがいえるでしょう。



 

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